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「罪の声」塩田武士(講談社) [本]

今日も夫は休日出勤。わたしは美容院に行ってスッキリ。
暖かかったので、隣駅の美容院まで30分のきもちよいお散歩でした。

罪の声

罪の声

  • 作者: 塩田 武士
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/08/03
  • メディア: 単行本







400ページにおよぶ大作。
世紀の未解決事件、グリコ森永事件をモチーフに、30年ぶりの謎解きが描かれます。

逃げ続けることが、人生だった。 家族に時効はない。今を生きる「子供たち」に昭和最大の未解決事件「グリ森」は影を落とす。 「これは、自分の声だ」 京都でテーラーを営む曽根俊也は、ある日父の遺品の中からカセットテープと黒革のノートを見つける。ノートには英文に混じって製菓メーカーの「ギンガ」と「萬堂」の文字。テープを再生すると、自分の幼いころの声が聞こえてくる。それは、31年前に発生して未解決のままの「ギン萬事件」で恐喝に使われた録音テープの音声とまったく同じものだった――。 未解決事件の闇には、犯人も、その家族も存在する。 圧倒的な取材と着想で描かれた全世代必読! 本年度最高の長編小説。 昭和最大の未解決事件―「ギンガ萬堂事件」の真相を追う新聞記者と「男」がたどり着いた果てとは――。 気鋭作家が挑んだ渾身の長編小説。(「Bookデータベース」より)

ストーリーは2人の同い年の男の視点から交互に進んでいきます。

ひとりめは父の店を受けついだ曽根。入院中の母の部屋で見つけたカセットテープには自分の子どもの頃の声が録音されていて、それは「ギン萬事件」で恐喝に使われたテープの声そのもの。それをきっかけに亡き父の友人とともに「ギン萬事件」について調べ始めます。
もうひとりは大日新聞文化部記者の阿久津は未解決事件の特集班に組み入れられ、長いこと離れていた事件取材に駆り出されます。そこでテーマとして与えられたのが、「ギンガ萬堂」事件。ぼやきながらも、地道な取材を続けているうちに、掘り当てた情報から、真犯人に迫っていきます。

誘拐恐喝事件の骨子はほぼ同じものを使っているそうで、緊迫感があり、確かにそういうものだったのかも、と思わされるものがあります。
しかし、犯人たちの動機は「ちっちゃい」もの。
「ギン萬事件」には3人の子どもの声が使われていて、曽根以外の2人の現在にも迫っていきます。
なんの罪もない子どもを本人たちの知らないうちに事件に巻き込み、人生を狂わせた犯人たち。そしてそれに対して無自覚な犯人たち。

「ギン萬事件」の犯人たちはほとんどが故人となっていましたが、「グリコ森永事件」の犯人たちは今頃どうしてるのでしょうね。



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コメント 2

YAP

あれは嫌な事件でしたね。
カセットテープの子供の声というのは、お金の受け渡し場所を告げたあの電話の声ですかね。
私もまだ子供でしたが、あの声が公開されたとき、なんとも言えない不気味な怖さを感じました。
by YAP (2016-12-18 06:52) 

カオリ

>YAPさま
お返事が年を越してしまいスミマセン。
今年もよろしくお願いします。
実はキツネ目の男とか、グリコ社長が誘拐されたこととかは記憶にあるのですが、子供の声が脅迫に使われていたということ、わたしは覚えておらず、改めて嫌な事件だったなぁと思いました。今頃、犯人たちはどこで何しているんでしょうねぇ・・・。nice!ありがとうございます。
by カオリ (2017-01-15 18:06) 

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