So-net無料ブログ作成
検索選択

「LA LA LAND」(試写会で) [映画]

毎日あっという間に過ぎています。ほんの2週間前の暮らしが遠く感じる・・・。

と愚痴りたくなる日々ですが、先日、抽選で当たった試写会に行ってきました!
今年のアカデミー賞最有力との噂たかい、「LA LA LAND」です。

ブロードウェイの舞台版を映画にしたのではなく、完全なオリジナルということで、映画ならではの演出がたっぷり。ロスの青い空と高速道路。いろとりどりの車。そしてそこで一糸乱れぬダンスと色彩が溢れるオープニングシーンは圧巻でした。

ちなみにタイトルのLA LA LANDとは映画のリーフレットによると、「ロサンゼルス、主にハリウッド地域の愛称」「陶酔し、ハイになる状態を表す」「夢の国」だそう。


ストーリーは、売れない女優と売れないジャズピアニストが恋に落ち、そしてすれ違い、そして・・・というシンプルなもの。びっくりするくらいメインのストーリーにからんでくる人物もおらず、ほぼ2人芝居です。
音楽が素晴らしいのはもちろんだけど、わたしは見方を変えると目に入ってくる情報が多すぎるんじゃないかといってもいいくらい色鮮やかなフィルムの具合がとっても斬新に感じました。
ほんとに夢の国ハリウッドで夢を追う若い二人の輝かしい日々、というかんじ。

そして、一緒に観た友人とも話したのですが、相手がきっとこうして欲しいと思っているに違いない、という推測だけでふたりにとっての大事な決断をどちらかが独断で行うと必ずほころびがでるよね、ってこと。
いやぁ、深い。実に考えさせられるエンディングでした。

音楽も素敵だったし、映像も素晴らしいし、お話も切ないし・・・これはぜひぜひもう一度映画館で観たい!!
そしてサントラ欲しいです。

公開は2月24日(土)です。ミュージカルお嫌いでなければぜひ!!

Ost: La La Land

Ost: La La Land




「怒り」(映画館で) [映画]

雨は止みましたが、蒸し暑いですね。でもまだまだ秋雨前線は活動中・・・。秋晴れが待ち遠しいです。

さて、先週から上映が始まった「怒り」
3連休にさっそく観てきたのですが、作品のパワーに圧倒されてしまい、まだまだ興奮気味です。
一緒に観た夫も同じような感じで、何かしら毎日感想を語りあってます。
(夫はあんまりフィクションに対して興味がない派なので、こういうの珍しいのですよ)


吉田修一の原作を映画化した「悪人」で国内外で高い評価を得た李相日監督が、再び吉田原作の小説を映画化した群像ミステリードラマ。名実ともに日本を代表する名優・渡辺謙を主演に、森山未來、松山ケンイチ、広瀬すず、綾野剛、宮崎あおい、妻夫木聡と日本映画界トップクラスの俳優たちが共演。犯人未逮捕の殺人事件から1年後、千葉、東京沖縄という3つの場所に、それぞれ前歴不詳の男が現れたことから巻き起こるドラマを描いた。東京・八王子で起こった残忍な殺人事件。犯人は現場に「怒」という血文字を残し、顔を整形してどこかへ逃亡した。それから1年後、千葉の漁港で暮らす洋平と娘の愛子の前に田代という青年が現れ、東京で大手企業に勤める優馬は街で直人という青年と知り合い、親の事情で沖縄に転校してきた女子高生・泉は、無人島で田中という男と遭遇するが……。(映画.comより)

 原作はわりとすぐ読んでまして(←レビューはこちら)、「怒り」というタイトルに象徴されるなんというか、圧倒的な迫力に気圧されてしまったので、映画化されると聞いて、あの小説をどんなふうに映画にするんだろうか?と楽しみにしていたのです。千葉、東京、沖縄という離れた場所で進む物語は最後までまったく接点を持つことなく終わりますし・・・。
よくこういう作品だと、一つひとつの物語が少しずつ登場人物が重なっていて、というのがありがちですが、それもないし。

しかし、見事にそれぞれの物語が独立したまま、一つの作品にまとまっていて、脚本も担当した李監督すごいな、と単純に心の中で拍手。
一つひとつのシーンが息つく間もなく重ねられていき、その度にどんどん登場人物たちの気持ちが追い詰められていくその様は観ていて息苦しいほどでした。
カットのつなぎ方っていうんでしょうか、それが秀逸だなと。

殺人事件の犯人は3人のうち誰なのか。映画だとモンタージュ写真がリアルに出てくるんですが、それが千葉編のマツケン(松山ケンイチ)とかなーり似ていて、あれ?わたしの記憶では千葉の男は関係なかったはずなんだけど・・・とぞわぞわしてくるし。

犯人につながる伏線はいろいろあって、しかも殺人事件を起こしそうな雰囲気の男は一人しかおらず、まぁ犯人は確定なわけですが、小説をすでに読んでいて結末を知っているはずのわたしでしたが、実は結末がすっぱりと記憶になく、ラストはかなりの衝撃を受けました。・・・え、そんな話だったっけ?みたいな。
わたしの中では犯人は闇の中のまま小説も終わっていたような気がしたんですが、それは記憶違いだったようです。
自分の記憶があやふやなのか、映画用の結末が小説とは別なのか確認したくて、映画を観た翌日、本屋さんで文庫本を買ってきて再読しました。

・・・ハイ、映画も原作も結末は同じでした。もちろん細かいところは違うけど。

「怒り」ってなんなのか、ってもういろんなところで書かれているので、それについては割愛しますが、「怒り」って書きなぐった本人の怒りの気持ちだけが、中に浮いたまま。そこが理不尽で救いがない。
そういう作品中にただよう諦観が一歩間違うと暴力的な怒りに変化してしまうのかなぁと、映画を観た後の原作再読で感じました。

ちなみにこの作品、豪華な出演者でも話題ですが、日本を代表する若手俳優達の演技はさすがでした。
もちろんケン・ワタナベもおじさんルックに身を包み、漁港で働くくたびれた中年男を熱演してました(主演、ってことになってるけどそういう感じじゃないんですよね)
綾野剛って、いつも目がギラギラしてるイメージだったんだけど、今回はイメージ変わりました。居場所がない心細さというか糸の切れた凧のような頼りなさ。そしてなんか顔がむくんでいるような感じだったんだけど、あれも役作りだったのかも。
宮崎あおいも7キロ体重増やして撮影したらしいんだけど、残念ながら7キロ増量してもまだ細い。漁港の冴えないちょっとトロそうな女の子には見えなかったけど、大きな髪飾りをつけた不思議ちゃんな雰囲気を出していたのはさすがでした。
ひとりひとりの演技について書き始めるとキリがないのでこのへんで。

原作再読したので、映画に合わせて発売された文庫もこれから読みます!

小説怒りと映画怒り - 吉田修一の世界

小説怒りと映画怒り - 吉田修一の世界

  • 作者: 吉田 修一
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2016/07/20
  • メディア: 単行本
    怒り(上) (中公文庫)

    怒り(上) (中公文庫)

    • 作者: 吉田 修一
    • 出版社/メーカー: 中央公論新社
    • 発売日: 2016/01/21
    • メディア: 文庫
      怒り(下) (中公文庫)

      怒り(下) (中公文庫)

      • 作者: 吉田 修一
      • 出版社/メーカー: 中央公論新社
      • 発売日: 2016/01/21
      • メディア: 文庫





nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

「きみはいい子」(おうちで) [映画]

お盆です。今年は夫がお盆ではなく月末に夏休みをとるというので、カレンダー通りの我が家。
でもわたしはなんとなくお盆休みモードで今日は録画しておいた映画を観てしまいました。
(仕事しないといけなかったのに・・・)

きみはいい子 Blu-ray

きみはいい子 Blu-ray


小説が結構話題になっていたので、存在自体は知っていたものの、なんかタイトルが好みではなく、原作の小説は未読でした。
wowowのガイドであらすじ読んで、観てみようかな〜と。


岡野は、桜ヶ丘小学校4年2組を受けもつ新米教師。まじめだが優柔不断で、問題に真っ正面から向き合えない性格ゆえか、児童たちは言うことをきいてくれない。雅美は、夫が海外に単身赴任中のため3歳の娘・あやねとふたり暮らし。ママ友らに見せる笑顔の陰で、雅美は自宅でたびたびあやねに手をあげてしまう…。ひとつの町で、それぞれに暮らす彼らはさまざまな局面で交差していく。(「Oricon」データベースより)

上記あらすじでは触れられていませんが、もうひとり、主要な?登場人物として認知症を患う一人暮らしで身寄りのない老女と学校帰りに彼女の家の前を通る自閉症の小学生の男の子との交流が描かれます。

新米小学校教師の「こんなはずじゃないのにーーー」という戸惑いや苛立ち、そして娘を虐待してしまう雅美の誰にも頼れない、自分が親に叩かれて育ったのに「こんなはずじゃなかったのに」という自己嫌悪。戦争に青春時代を奪われ生涯独身だったらしき老女。
この3人にはそれぞれ、迷宮から抜け出すきっかけを作ってくれる理解者が現れます。
意図的だったり、意図的じゃなかったり。

事件になる一歩手前の危ういところを、大抵のひとはなんとか踏みとどまっている。
岡野が同居している甥っ子にしがみつかれ、がんばれがんばれ、と励まされたことをきっかけに生徒たちにだす宿題。
家族や、自分のことを心から思ってくれているひとに抱きしめられるのは、確かにいいと思う。
けれど、それが叶わないこどももいる。そんな生徒への岡野の行動、吉とでるか凶とでるか。
それは結局観た人に委ねられるという結末。

これから一波乱?!と思ったところでエンドロールが流れる展開に、ちょっと拍子抜けしてしまったけれど、エンドロールが終わった後はそれなりに納得感。ひとりひとりが心の中で、希望をもつ結末を用意すればいいんじゃないかなというのがわたしの感想です。

それにしても尾野真千子の鬼気迫る演技も見ものだけど、おのまち演じる雅子のママ友役の池脇千鶴の存在感、いい味だしてます。はっきりとは触れられないけど、その彼女の夫は小学校教師という設定で、岡野をいろんなかたちで励ます特別支援学級の教師がおそらくそうなんだろうと思わせる演出。
彼と出会って結婚したからこその今の姿なんだなということがすんなり感じられます。

いい意味で期待を裏切られた作品。小説も読んでみようと思います。
([な]9-1)きみはいい子 (ポプラ文庫)

([な]9-1)きみはいい子 (ポプラ文庫)

  • 作者: 中脇 初枝
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2014/04/04
  • メディア: 文庫

nice!(9)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

「疑惑のチャンピオン」(映画館で) [映画]

梅雨明けしたの?、してないの?な東京です。

自転車レースの「ツールドフランス」
名前は有名だけど、一体どういうレースなのかは知らない人が多いのではないでしょうか。
わたしもそんな一人。ですが、夫が以前(30代前半?とにかくわたしは知らない時)自転車に乗っていたので、ツールドフランスは楽しみにしてるんですね。
で、数年前から、NHK BSで放映されるダイジェスト番組を一緒に見るようになり、わたしも少しですがルールがわかるようになってきました。

さて、今年のレースはまさに、今、最終日のゴール、シャンゼリゼ通りに向かって選手たちが凱旋レースを行っているはず。すでに昨日の時点で、優勝者は決まってます。

と、前置きはこの辺で。
先週、映画館「疑惑のチャンピオン」をみてきました。

356093_001.jpg

2000年代にツールドフランス7連覇という偉業を達成したランス・アームストロング。しかも彼はプロロードレーサーとして注目され始めた1990年代終わりに末期ガン(睾丸ガンから脳腫瘍まで)に侵され、死の淵からカムバックした、という人物。
レースに勝つ以外にも、ガン患者へのチャリティーも積極的に行うその姿は、故郷のアメリカではヒーローとして扱われ、本を出したり、テレビに出演したり、ハリウッドスターと親しく付き合ったりと華々しい日々。
しかし、その圧倒的な強さはある「プログラム」=ドーピング、のおかげだったのです。

手の込んだドーピング。しかもチームぐるみ、というのはもちろんですが、それを取り締まる側も、ビジネス的側面も無視できず、実際のところアームストロングについてはお目こぼし状態。なにしろ、彼は末期ガンから蘇った英雄なのですから。

そんなアームストロングの「プログラム」が明るみなり、彼はすべての栄誉を剥奪されるにいたったのか。
その過程も描かれます。
アームストロングはなにしろ傲慢。チームメイトに対しては高圧的で、感謝の気持ちもない。自転車レースはチームスポーツで、チームメンバーはひとりだけのエースを勝たせるためだけに存在しているようなもの。彼らのアシストがなくては成り立たないのだけど、アームストロングは彼らに対しても、彼らが圧倒的なスピードで走ることができるのは、自分のおかげである、という態度を崩さない。
やっぱり恨みを買いますよね。

結局、ドーピングの手法を編み出したチームドクターが逮捕されたことを皮切りに、元チームメイトの告発などから新聞にスクープされ、彼の英雄伝説にはピリオドが打たれます。

これが実話なんだから驚きですよね。。。

わりとコンパクトにまとまった映画なので、最終的にアームストロングがドーピングを認めるに至るまでの心の揺れ、とか迷いとか苦悩もあっさりとしてるのがちょっと物足りないかな。
でも自転車レースについて知らなくても、謎解きミステリーとしても楽しめると思います。

ちなみにアームストロングについてはこちらをどうぞ。

現在も水泳とかトライアスロンのレースに出場はしているようですが、ドーピングの前歴があり公式大会には出場できないようです。しかしもともと驚異的な体力の持ち主なんですよね。

自転車競技にはびこるドーピングの闇についてはこちらに詳しいです。

シークレット・レース―ツール・ド・フランスの知られざる内幕 (小学館文庫)

シークレット・レース―ツール・ド・フランスの知られざる内幕 (小学館文庫)

  • 作者: タイラー ハミルトン
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2013/05/08
  • メディア: 文庫
    そしてアームストロングが2000年に出した本。
    ただマイヨ・ジョーヌのためでなく (講談社文庫)

    ただマイヨ・ジョーヌのためでなく (講談社文庫)

    • 作者: ランス・アームストロング
    • 出版社/メーカー: 講談社
    • 発売日: 2008/06/13
    • メディア: 文庫





    「疑惑のチャンピオン」を観た後、今年のツールドフランスも優勝しそうなフルームという選手のレースの様子をテレビで見ていたら「絶対、クロ・・・」って思ってしまいましたよ。。。それくらいパワフルな走りで驚異的。


nice!(3)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

「スペクター」(映画館で) [映画]

長崎の実家、やっぱりすごい雪だったようです。
なんと今朝は水道管が凍結!してしまったそうで。
どんな雪国だ〜〜〜。そんな話いまだかつて聞いた事ありません・・・。

話はガラリとかわって、この前の3連休に観てきた「スペクター」
ダニエルクレイグのボンドになって4作目。過去3作から続くストーリーが完結しています。
スタイリッシュな映像に、派手なアクション。CGなしで実際にやってるというからいやはやなんとも。今時かえって贅沢ですね。

で、贅沢だったのが「007」シリーズ初の50代のボンドガール(もはやガールではない)モニカ・ベルッチ。
さすがの貫禄。籠の鳥である自分を十分わかったうえで、ボンドに身を任せる・・・どちらかというともうひとりのヤングな方のボンドガールではなく、モニカと逃避行して欲しかったような気もします。

さて、往年のファンの皆様には待ってました、な悪役(たぶん)の「スペクター」が復活しました。
ダニエル・ボンドが過去3作で対峙してきた敵の親玉がスペクターだったわけですが・・・。

え?マジ??
な、オチでございました。

映画自体は楽しめるんだけど、これまでの3作のような「おおーーーー」みたない深みがないというか。
世界のあらゆる悪をまとめている組織のボスの動機がジェームズへの私怨かよ、みたいな。

ダニエル・ボンドははこれで一区切りみたな報道もあるし、そういう終わり方でもありましたが、最後に「いやいやまだ続くかもよー」という予防線ははってあるし。
できればもう少しダニエルには続けていただいて、「スペクター」でわたしが受けた膝カックンの衝撃を上書きしてくれるような、「すごいよ、やっぱり!」みたいな前向きな衝撃を与えて欲しいものです。

と、とりとめのないレビューになってしまいましたが、娯楽作品として、細かいこと考えずに観るには楽しめる作品でした。





nice!(4)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

「マダム・イン・ニューヨーク」(おうちで) [映画]

ここ数日、インドカレーばかり食べてます。
金曜日のランチ・・・北インド系レストランでカレーランチ
月曜日の家ランチ・・・夫がインドで買ってきたカレーペーストで作ったラムカレー
火曜日のランチ・・・近所のインドカレー屋でランチ
水曜日の晩ごはん・・・月曜日の残りのラムカレー ←今ココ

ということでインドづいているわたしは昨日、録画していたインド映画を観たのでした(笑)


マダム・イン・ニューヨーク [Blu-ray]

マダム・イン・ニューヨーク [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
  • メディア: Blu-ray


去年、映画館で予告を観てから「観たいな〜」と思っていた作品。この前の「めぐり逢わせのお弁当」と同時期に公開されてましたね。



シャシは、二人の子供と夫のために尽くす、ごく普通の主婦。彼女の悩みは、家族の中で自分だけ英語ができないこと。
夫や子供たちにからかわれるたびに、傷ついていた。姪の結婚式の手伝いで一人NYへ旅立つも、英語ができず打ちひしがれてしまう。
そんな彼女の目に飛び込んできたのは「4週間で英語が話せる」という英会話学校の広告。
仲間とともに英語を学んでいくうちに、夫に頼るだけの主婦から、ひとりの人間としての自信を取り戻していく。
しかし学校に行っている間に幼い息子がケガを負い、彼女は母親としての自覚や責任感に欠けていた自分を責め、
卒業を目前に学校へ通うことを諦めてしまう。
それでも学校の仲間たちは彼女とともに卒業しようと協力をするのだが、卒業試験の日が、姪の結婚式と重なり・・・。(公式サイトより)

インドの大都市に住むサラリーマンの妻を主人公としたということも共通点ですね。「マダム・イン・ニューヨーク」のシャシの家の方がだいぶ裕福な上に夫からも大切にされているようですが・・・。
それでも、二人の共通点は夫からは「妻は家にいて、家庭を守っていてくれればそれでいい」という扱いを受けていること。そしてシャシも夫が時々ぽろりと漏らす、この蔑視に納得いかない思いを持っているのだけど、それをうまく表現できずにいるという切ない設定。。。

そんなシャシが日常から離れてニューヨークで語学学校に通い、仲間を作り、英会話を身につけることで、「自分の気持ち」を表現することの素晴らしさに気がつくのですが、そのシャシの表情がすごくステキ。
英会話スクールでお菓子のケータリングが仕事だとスピーチしたら、先生から「あなたはentrepureneurよ」と言われ、日頃夫から軽んじられている自分のスモールビジネスが素晴らしいものだと気がついた瞬間。認められると嬉しいよねっ。でもそれってほんとは一番身近な家族に認められたいのよね・・・。

シャシを演じるシュリデヴィさんはインドでは伝説の女優さんらしく、結婚出産で引退状態だったのが、20年ぶりくらいに映画に出演したそうです。シャシは子供が中学生(たぶん)と小学校低学年なので、40歳くらいの設定なのだと思うのですが、なんとシュリデヴィさんは撮影当時50歳!! びっくりぽん!!! 美しすぎる〜〜〜。

インド映画ですが、ダンスはラストだけ。でも途中でミュージカル風にご機嫌な音楽が流れたりとストーリー以外でも楽しめます。満足。







nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

「めぐり逢わせのお弁当」(おうちで) [映画]

連休4日目〜。今日は夫は午後から持ち帰り仕事をするといって図書館へ行ってしまいました。
わたしは編み物したり録画したテレビ観たり。そろそろ夕飯の買い物にも行かないとな・・・。

めぐり逢わせのお弁当 DVD

めぐり逢わせのお弁当 DVD









歌わない、踊らないインド映画です。

舞台はインドのムンバイ。ムンバイにはダッパーワーラーという職業があり、毎日毎日家庭からお弁当を集めて職場に届けるというシステムがあります。1日に20万個近いお弁当を集めて配達するというのだから驚きですよね。もうずいぶん前に、テレビで紹介されているのを見て驚きましたが、この映画はまさにそのお弁当が誤配されたら・・・というところから始まる、切ないラブストーリーです。

このお弁当配達、どういうシステムなのかはよくわかりませんがローテクで600万個に1個しか誤配が起きないんだとか・・・。作品中、主人公の主婦イラが配達人に「間違えたところにお弁当が届いている」と抗議したら配達人は「全体にそういうことはない、ハーバードの教授が調査に来て驚いていた」みたいなことを滔々と述べていたくらいですから。

さて、ムンバイ郊外に住むイラは小学校低学年の娘と夫との3人暮らし。夫は仕事の多忙を言い訳に家庭を顧みない。イラは腕によりをかけたお弁当で夫の心を取り戻そうとするのだが、そのお弁当が早期退職を控えた初老のサラリーマン、サージャンのもとに届いたことからふたりの交流が始まります。

お弁当箱に短いメモを入れることから始まったまさに文通!
文字だけで続く交流。

夫はどうも仕事と偽って浮気してるみたいだし、イラの両親は年老いて金銭的にも困窮して来ている。
孤独を募らせていくイラ。
一方サージャンはだいぶ前に妻と死別し、仕事と職場の往復のみ。職場では仕事はできるけど偏屈な人として通っている。ちなみにサージャンは家の近くの食堂にに頼んでお弁当を届けてもらっていた様子。お弁当を作ってくれる人がいないから。
サージャンはイラのお弁当を食べるうちに、部下の面倒をみるようになったりと少しずつ変化していく。
そしてイラとサージャンは手紙を通して心を通い合わせていくのですが・・・。

さて、ふたりはどうなるのか。ハッピーエンドか、そのままイラはもとの暮らしを続けるのか。
結末は提示されません。見る人に委ねるタイプのエンディング。

一度も顔を合わせたことのないふたりが、新しい暮らしを始めることができるのか。
もしこれがアメリカだったらアリなのかもしれないけど、これインドだからなぁ。。。というのがわたしの感想。
なかなか普通の専業主婦が夫を捨てて別の男の元へ走るのは難しいのじゃないかな。
サージャンとのやり取りを心にしまってこれまでの暮らしを生きていくというのが、イラの選択なのではないかとわたしは感じました。切ないし、やるせないけど。ほんとは自分自身の人生を生きて欲しいけど。

ままならないのが人生。
そんなことを感じました。



nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

「海街diary」(映画館で) [映画]

今日も我が家のリビングは朝の11時なのに、室温31度、湿度68%、熱中症「厳重警戒」レベルです。
まだ扇風機で頑張ってます(笑)

そんな暑さから逃れるために昨日は映画館へ行ってきました。レディースデー。ひとり映画館は4〜5年ぶり。
ちょっとキンチョーしましたが、夏休み中の子供たちでごった返すシネコンのロビーを抜け、小さなシアターで心静かに観ることができました。

さて、「海街diary」
吉田秋生の漫画を原作に、是枝さんが監督した作品。カンヌ映画祭では受賞ならず、でしたが、美しい鎌倉の風景と美人四姉妹に癒されました。

blockImg_02.jpg


あらすじ(映画.comより)
「そして父になる」「誰も知らない」などで国際的にも高い評価を受ける是枝裕和監督が、第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞やマンガ大賞2013を受賞した吉田秋生の人気コミックを実写映画化。湘南を舞台に、異母妹を迎えて4人となった姉妹の共同生活を通し、家族の絆を描く。鎌倉に暮らす長女・幸、次女・佳乃、三女・千佳の香田家3姉妹のもとに、15年前に家を出ていった父の訃報が届く。葬儀に出席するため山形へ赴いた3人は、そこで異母妹となる14歳の少女すずと対面。父が亡くなり身寄りのいなくなってしまったすずだが、葬儀の場でも毅然と立ち振る舞い、そんな彼女の姿を見た幸は、すずに鎌倉で一緒に暮らそうと提案する。その申し出を受けたすずは、香田家の四女として、鎌倉で新たな生活を始める。主人公の姉妹を演じるのは、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず。

タイトルがdiaryですから、海と山に囲まれた鎌倉の街で暮らす姉妹の日々が淡々と描かれていくだけの作品です。
とはいえ、生きている以上、恋もすれば仕事もするし学校にも行く訳で、何かしらの小さな出来事が起こります。当事者には大きな出来事でも、まわりからみれば小さな出来事。そんな感じ。
異母妹のすずは、まだ中学生なのに、早くに母とそして今度は父を亡くし、大人になることを強要されてきた少女。そして同じような少女時代を過ごした長女の幸。すずは姉達に守られることで遠慮がちに、でもしっかりと子供らしい日々を取り戻していくし、幸はそんなすずを庇護し、共に過ごすことで自分が過ごすことができなかった子供時代を疑似体験することで取り戻す。そんなお話しなのかな。

辛いときは泣けばいいし、近しい人たちに頼ればいい。そんな当たり前のことを全肯定してくれる作品です。

しかし、いくらリアルな日常の話だとはいえ、舞台となっている鎌倉の街は架空の美しい街のよう。
山と海に守られているのですね。
登場人物たちはみな、鎌倉に住んで鎌倉で働いている。
江ノ電には乗るけど、横須賀線には乗らない。
すずの仲のよい同級生達の家はみんな自営業。漁師だったり、酒屋だったり・・・。
実在の街を舞台にしているけど、ファンタジーだよなーと思ったのでした。
これは原作を読んだ時にも感じたことなのですが。
長女の幸は恋人から仕事で赴任するアメリカについてきてくれと言われますが、断ってしまうし。
透明で巨大なケースの中で生活しているみたいな。
(あれ、そんな映画、昔ありましたよね。巨大なセットの中で生活していた、という。あれなんだっけ・・・?)

ま、そんな違和感は置いておいて、全体的にはとっても好きな映画でした。
目の保養だわー。
余談ですが、長澤まさみがキョンキョンに見えて仕方なかった。
そして彼女達の母親役の大竹しのぶの、なんとなく流されて生きてしまう、我慢できないタイプの女の人のやるせない感じが素晴らしい。
彼女は彼女なりに娘たちを愛しているのだけど、母親というよりずっと娘なんだろなぁ。。。

江ノ電に乗りたくなりました。




海街diary 1 蝉時雨のやむ頃

海街diary 1 蝉時雨のやむ頃

  • 作者: 吉田 秋生
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2007/04/26
  • メディア: コミック

nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

「アリスのままで」(試写会で) [映画]

遅々として進まないバリ旅行記・・・。とうとう去年の出発から1年が経過してしまいました(汗)
仕事が立て込んでいたことプラス今の悩みは右手人差し指付根の痛み。
この痛みのせいであまりPCのキーボードを叩きたくないのです。

月曜日に鍼治療にも行ってきましたが、先生的にも謎な痛みらしく、一応、肩こりからくる痛みではないかという見立てのもと(わたしもそう感じてます)治療してもらいました。そもそも発端は先週の大阪出張。「もしかしたら使うかも・・・」と心配になりAirではないMacを担いで行ったのがよくなかったのですね。仕事が終わった後、おなじみS嬢と合流して梅田をぶらぶらしたり、晩ごはん食べたり、に重い荷物を持ったままもよくなかった・・・。とほほ。

話は変わって、昨日、試写会のチケットが当選したので「アリスのままで」を観てきました。

stillalice_main_large.jpg

若年性アルツハイマーの女性アリスが記憶を失っていく日々をつづった全米ベストセラー小説「静かなるアリス」を映画化し、アリス役を演じたジュリアン・ムーアが第87回アカデミー賞で主演女優賞を受賞したドラマ。ニューヨーク、コロンビア大学で教鞭をとる50歳の言語学者アリスは、講義中に言葉が思い出せなくなったり、ジョギング中に自宅までの道がわからなくなるといった事態が続く。やがて若年性アルツハイマー症と診断され、家族の介護もむなしく、アリスの記憶や知識は日々薄れていく。そんなある日、アリスは記憶が薄れる前に自らパソコンに残したビデオメッセージを発見し、自分が自分でいられるために、画面の中の自分が語ることを実行しようとする。アリスの夫をアレック・ボールドウィン、2人の娘をケイト・ボスワース、クリステン・スチュワートが演じた。監督は、自身もALS(筋委縮性側索硬化症)という難病を抱えるリチャード・グラッツァー。(映画.comより)


公開前の作品なので、感想は「続きを読む」からどうぞ〜。



続きを読む


nice!(3)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

「バードマン あるいは(無知がもたらす予知せぬ奇跡)」(映画館で) [映画]

はっと気がつけばゴールデンウィーク始まりましたね。
今年は我が家は遠出の予定なし。今年は国内旅行するという人が多いらしく、しかも車移動が多いらしい・・・ということで、渋滞必至ですね。

さて、今年のアカデミー賞作品賞の「バードマン あるいは(無知がもたらす予知せぬ奇跡)」です。


アカデミー賞の授賞式を見ていたら、すごく観たくなり、上映始まってわりと早く行ってきました。
さすがアカデミー賞、土曜日の午後、ほぼ満席でした。

<あらすじ>
かつてヒーロー映画『バードマン』で一世を風靡(ふうび)した俳優リーガン・トムソン(マイケル・キートン)は、落ちぶれた今、自分が脚色を手掛けた舞台「愛について語るときに我々の語ること」に再起を懸けていた。しかし、降板した俳優の代役としてやって来たマイク・シャイナー(エドワード・ノートン)の才能がリーガンを追い込む。さらに娘サム(エマ・ストーン)との不仲に苦しみ、リーガンは舞台の役柄に自分自身を投影し始め……。
(シネマトゥデイより)

「バードマン」というヒーロー映画で一世を風靡したリーガン役をかつて「バットマン」役で一世を風靡したマイケル・キートンが演じるというなかなかな設定。
実はわたし、あらすじだけでなんとなく、ハートウォーミングなヒューマンドラマ、みたいな作品だと思っていたのです。・・・が、実際は相当エッジの効いた、ある意味不条理劇のような作品。劇中の音楽はほぼドラムのみで、ドラムの響きがなんとはなしに不穏な空気を漂わせています。そして物語もほぼ劇場の中で進行するので、古い楽屋、狭い廊下、ごちゃごちゃとした舞台裾、と息が詰まるような空間。それを長回しで撮影してあるので、ほんとにシーンが途切れず、それ故に緊張感がずっと続く展開が強調されているんだと思います。

結末も、観た人それぞれに解釈がわかれるのではないでしょうか。

バードマンの幻影に悩まされていたリーガンが、バードマンから解放され、本来の自分に戻ったというメタファーなのか。それとも幻覚を見るほど精神を蝕まれていたリーガンの最後の選択だったのか。
答えはないけど、いろんな解釈が可能ですね。

かなりツウ好みの作品でもあり、ブロードウェイを中心とした演劇界と映画界の関係とか、演劇評論家がどれくらい影響力を持っているのか、とかそういうアメリカのショービズの世界についての基礎知識がないと今ひとつ、リーガンの苦悩もわかりにくいかもしれません。かくいうわたしも観た後に、いろいろネットで調べて、「うーん、なるほどね」と思ったクチなのですが。

ある意味ドタバタ喜劇という見方もできるこの作品。奥が深い映画だと思いました。
あ、あとリガーンの娘サム(なんで女の子なのにサムなのかな?)役のエマ・ストーン。目が大きい! なんというか、ディズニーアニメそのものですよ。アナみたい。最後のシーンで、空を見上げる表情なんか顔全体が目みたいだったわー。



nice!(3)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画