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「三度目の殺人」(映画館で) [映画]

最近、夫がずっと出張でつまらないため、週末に幼なじみS嬢を我が家にお招きしました。

そしたら帰りが日曜日の夜の飛行機だったため、なんと台風にて欠航!!

空港でお別れしたのに、家に帰ってる途中で連絡を受けまた羽田まで引き返すなんてハプニングがありました。


お天気がそんなだったので、特段どこにも行けず関係者からいただいていた前売り券を使って映画を観てきました。もう上映も終わりそうだったし(汗)





あらすじ
勝つことを第一目標に掲げる弁護士の重盛(福山雅治)は、殺人の前科がある三隅(役所広司)の弁護を渋々引き受ける。クビになった工場の社長を手にかけ、さらに死体に火を付けた容疑で起訴され犯行も自供しており、ほぼ死刑が確定しているような裁判だった。しかし、三隅と顔を合わせるうちに重盛の考えは変化していく。三隅の犯行動機への疑念を一つ一つひもとく重盛だったが……(シネマトゥデイより)

何が真実で何が真実ではないのか。

誰が本当のことを話していて、誰が嘘をついているのか。


裁判とは、真実を明らかにする場ではない、という真実を描いた作品なんだなぁ〜。

途中、重盛の推測や想像のような白昼夢的なイメージカットが入るので、よりわからなくなってきます。

法廷サスペンスのようでありながら、犯人はじつはこの人でした!!とか、こんな意外な動機が!!といった謎解きはまったくなく、最後まで三隅の動機は謎のまま。しかも本当に三隅が犯人なのかもわかならいという・・・。

芥川龍之介の「藪の中」の昔から、真実はどこにある?をテーマにした作品ってたくさんあることからも、人間が作り上げた一件公平にみえる裁判というシステムは人の心にモヤモヤを引き起こすものなのかもしれません。


広瀬すずちゃんのなんだか得体の知れない女子高生も、斉藤由貴の未亡人も(私生活でのニュースがあったがゆえに余計に)怪しさただようよね。


見えない真実にからめとられていくような、弁護士の重盛を演じた福山雅治とまたまた底なし沼のような得体の知れない、そして時々すごく善人にも見える三隅役の役所広司の長崎コンビのピリピリとした緊張感あふれる演技が見ごたえありました。


なんだか観終わってももやもやしてしまう作品なのですが、そのもやもやを楽しめるかどうか、ですね。

「三度目の殺人」っていったいどういうことだろう・・・わたしは残念ながらわたしなりの答えは見つけられず。


きになるなー。

藪の中 (講談社文庫)

藪の中 (講談社文庫)

  • 作者: 芥川 龍之介
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/08/12
  • メディア: 文庫


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「シェフ 三ツ星フードトラックはじめました」(おうちで) [映画]

週末、夫が仕事してたので、わたしはおひとりさま行動。ヨガに行こうと思っていたら、なんだか頭痛がしてきて、これじゃホットヨガは無理、と判断し鎮痛剤を飲んで家で録画していた映画を観ました〜。


シェフ 三ツ星フードトラック始めました [SPE BEST] [Blu-ray]

シェフ 三ツ星フードトラック始めました [SPE BEST] [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: Blu-ray
ほとんど情報もなく観始めたのですが・・・いや〜面白かったです。超大作!!みたいな映画じゃなく、オトナむけ。

一流レストランの料理人カール・キャスパー(ジョン・ファヴロー)はオーナー(ダスティン・ホフマン)と衝突。創造性に欠ける料理を作ることを拒み、店を辞めてしまう。マイアミに行ったカールは、とてもおいしいキューバサンドイッチと出会い、元妻(ソフィア・ベルガラ)や友人(ジョン・レグイザモ)、息子(エムジェイ・アンソニー)らとフードトラックでサンドイッチの移動販売を始めることにする。(シネマトゥデイ)


カールはブログを主戦場とするレストラン批評家から料理を酷評され、よくわからないままTwitterに登録し、ダイレクトメッセージじゃなくてリプライで批評家にケンカをうり(つまり大勢のフォロワーの面前で)、しかもお店でも大げんか、それがYoutubeで大炎上・・・で、職を失い、再就職もままならない。


そんななかで、元妻の元夫(ややこしい)からおんぼろフードトラックを譲り受け、息子と元部下と3人でマイアミからLAまでを移動販売しながら、旅していく、というストーリー。


この息子が10歳なんだけど、デジタルネイティブで素晴らしいSNS使い。

フードトラック成功の立役者は息子くんですね〜。

でもこの父子は両親の離婚によって普段は別々に暮らしていて、なんとなくぎこちない関係。それがこの旅を通して、一緒に料理を作る、料理という父の人生そのものを間近で見ることで、絆を深めていく、その様子も見所です。


主人公のカールを演じているジョン・ファヴローさん、監督も脚本も担当。観た後に調べたのですが、この映画、監督の人生が色濃く反映されているのだとか。ジョン・ファヴローは「アイアンマン」の監督で、もともとはインディーズ映画からでてきた監督なのに、「アイアンマン」の後は大作を監督しては大コケ、ということを繰りかえしていて、そんな状況が嫌になって、自分でこの映画を企画して撮影したらしいです。

ドラマですねぇ。



久々に、じっくり映画をみて、なんだかとっても楽しかったです。



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「シン・ゴジラ」(おうちで) [映画]

梅雨ですねぇ〜。梅雨入りしてから降らない、降らないと言っていたらようやく雨が降りました。

そしてブログ放置で約1ヶ月。コメントのお返事もできておらずスミマセン・・・。


週末、Amazonさんからいただいたクーポンがあったので、プライムビデオでレンタルしてみました。

去年の公開時に「行こうかな〜」と思いつつ映画館に行きそびれた「シン・ゴジラ」です。


シン・ゴジラ Blu-ray2枚組

シン・ゴジラ Blu-ray2枚組

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: Blu-ray
いろんなレビューで「ひたすら会議してる映画」などとあり、もしかして観てると退屈なのかしら、などと危惧していましたが、いやいや、あっという間の2時間でした。
今回、アマゾンプライムで見たので、iPadの小さな画面で見ていたというのも集中できた理由かも?なんて思ったり。
まぁ、でも大画面で見た方が楽しいと思います。
そもそもゴジラ映画にまったく思い入れのないわたしも楽しめました。
でも見終わったあとにしみじみ不思議な映画だったなーとも思いましたが。
感想を箇条書きで・・・。
ネタバレしちゃうところもあるかと思いますので、ご注意を。
・ゴジラは冷凍されちゃったわけですが、そのうち溶けちゃわないのかな???
・あんな非常事態なのに登場人物の個人的事情などはまったく描写されないその割り切りぶりがある意味すごい
・無人電車爆弾がプラレールみたいで面白かった
・石原さとみをはじめて個別認識しました(世の中に疎くて・・・)
・石原さとみ演じる日系三世の若きアメリカの政治家。英語混じりの流暢な日本語を話すんだけど・・・流暢すぎるだろ!!
しかし・・・ゴジラ、ゴジラ、ゴジラはゴジラ〜〜〜なんてあのテーマソングに勝手に歌詞をつけてずっと歌ってますww
出演陣も豪華でした〜。

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「LA LA LAND」(試写会で) [映画]

毎日あっという間に過ぎています。ほんの2週間前の暮らしが遠く感じる・・・。

と愚痴りたくなる日々ですが、先日、抽選で当たった試写会に行ってきました!
今年のアカデミー賞最有力との噂たかい、「LA LA LAND」です。

ブロードウェイの舞台版を映画にしたのではなく、完全なオリジナルということで、映画ならではの演出がたっぷり。ロスの青い空と高速道路。いろとりどりの車。そしてそこで一糸乱れぬダンスと色彩が溢れるオープニングシーンは圧巻でした。

ちなみにタイトルのLA LA LANDとは映画のリーフレットによると、「ロサンゼルス、主にハリウッド地域の愛称」「陶酔し、ハイになる状態を表す」「夢の国」だそう。


ストーリーは、売れない女優と売れないジャズピアニストが恋に落ち、そしてすれ違い、そして・・・というシンプルなもの。びっくりするくらいメインのストーリーにからんでくる人物もおらず、ほぼ2人芝居です。
音楽が素晴らしいのはもちろんだけど、わたしは見方を変えると目に入ってくる情報が多すぎるんじゃないかといってもいいくらい色鮮やかなフィルムの具合がとっても斬新に感じました。
ほんとに夢の国ハリウッドで夢を追う若い二人の輝かしい日々、というかんじ。

そして、一緒に観た友人とも話したのですが、相手がきっとこうして欲しいと思っているに違いない、という推測だけでふたりにとっての大事な決断をどちらかが独断で行うと必ずほころびがでるよね、ってこと。
いやぁ、深い。実に考えさせられるエンディングでした。

音楽も素敵だったし、映像も素晴らしいし、お話も切ないし・・・これはぜひぜひもう一度映画館で観たい!!
そしてサントラ欲しいです。

公開は2月24日(土)です。ミュージカルお嫌いでなければぜひ!!

Ost: La La Land

Ost: La La Land

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Interscope Records
  • 発売日: 2016/12/09
  • メディア: CD



「怒り」(映画館で) [映画]

雨は止みましたが、蒸し暑いですね。でもまだまだ秋雨前線は活動中・・・。秋晴れが待ち遠しいです。

さて、先週から上映が始まった「怒り」
3連休にさっそく観てきたのですが、作品のパワーに圧倒されてしまい、まだまだ興奮気味です。
一緒に観た夫も同じような感じで、何かしら毎日感想を語りあってます。
(夫はあんまりフィクションに対して興味がない派なので、こういうの珍しいのですよ)


吉田修一の原作を映画化した「悪人」で国内外で高い評価を得た李相日監督が、再び吉田原作の小説を映画化した群像ミステリードラマ。名実ともに日本を代表する名優・渡辺謙を主演に、森山未來、松山ケンイチ、広瀬すず、綾野剛、宮崎あおい、妻夫木聡と日本映画界トップクラスの俳優たちが共演。犯人未逮捕の殺人事件から1年後、千葉、東京、沖縄という3つの場所に、それぞれ前歴不詳の男が現れたことから巻き起こるドラマを描いた。東京・八王子で起こった残忍な殺人事件。犯人は現場に「怒」という血文字を残し、顔を整形してどこかへ逃亡した。それから1年後、千葉の漁港で暮らす洋平と娘の愛子の前に田代という青年が現れ、東京で大手企業に勤める優馬は街で直人という青年と知り合い、親の事情で沖縄に転校してきた女子高生・泉は、無人島で田中という男と遭遇するが……。(映画.comより)

 原作はわりとすぐ読んでまして(←レビューはこちら)、「怒り」というタイトルに象徴されるなんというか、圧倒的な迫力に気圧されてしまったので、映画化されると聞いて、あの小説をどんなふうに映画にするんだろうか?と楽しみにしていたのです。千葉、東京、沖縄という離れた場所で進む物語は最後までまったく接点を持つことなく終わりますし・・・。
よくこういう作品だと、一つひとつの物語が少しずつ登場人物が重なっていて、というのがありがちですが、それもないし。

しかし、見事にそれぞれの物語が独立したまま、一つの作品にまとまっていて、脚本も担当した李監督すごいな、と単純に心の中で拍手。
一つひとつのシーンが息つく間もなく重ねられていき、その度にどんどん登場人物たちの気持ちが追い詰められていくその様は観ていて息苦しいほどでした。
カットのつなぎ方っていうんでしょうか、それが秀逸だなと。

殺人事件の犯人は3人のうち誰なのか。映画だとモンタージュ写真がリアルに出てくるんですが、それが千葉編のマツケン(松山ケンイチ)とかなーり似ていて、あれ?わたしの記憶では千葉の男は関係なかったはずなんだけど・・・とぞわぞわしてくるし。

犯人につながる伏線はいろいろあって、しかも殺人事件を起こしそうな雰囲気の男は一人しかおらず、まぁ犯人は確定なわけですが、小説をすでに読んでいて結末を知っているはずのわたしでしたが、実は結末がすっぱりと記憶になく、ラストはかなりの衝撃を受けました。・・・え、そんな話だったっけ?みたいな。
わたしの中では犯人は闇の中のまま小説も終わっていたような気がしたんですが、それは記憶違いだったようです。
自分の記憶があやふやなのか、映画用の結末が小説とは別なのか確認したくて、映画を観た翌日、本屋さんで文庫本を買ってきて再読しました。

・・・ハイ、映画も原作も結末は同じでした。もちろん細かいところは違うけど。

「怒り」ってなんなのか、ってもういろんなところで書かれているので、それについては割愛しますが、「怒り」って書きなぐった本人の怒りの気持ちだけが、中に浮いたまま。そこが理不尽で救いがない。
そういう作品中にただよう諦観が一歩間違うと暴力的な怒りに変化してしまうのかなぁと、映画を観た後の原作再読で感じました。

ちなみにこの作品、豪華な出演者でも話題ですが、日本を代表する若手俳優達の演技はさすがでした。
もちろんケン・ワタナベもおじさんルックに身を包み、漁港で働くくたびれた中年男を熱演してました(主演、ってことになってるけどそういう感じじゃないんですよね)
綾野剛って、いつも目がギラギラしてるイメージだったんだけど、今回はイメージ変わりました。居場所がない心細さというか糸の切れた凧のような頼りなさ。そしてなんか顔がむくんでいるような感じだったんだけど、あれも役作りだったのかも。
宮崎あおいも7キロ体重増やして撮影したらしいんだけど、残念ながら7キロ増量してもまだ細い。漁港の冴えないちょっとトロそうな女の子には見えなかったけど、大きな髪飾りをつけた不思議ちゃんな雰囲気を出していたのはさすがでした。
ひとりひとりの演技について書き始めるとキリがないのでこのへんで。

原作再読したので、映画に合わせて発売された文庫もこれから読みます!

小説怒りと映画怒り - 吉田修一の世界

小説怒りと映画怒り - 吉田修一の世界

  • 作者: 吉田 修一
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2016/07/20
  • メディア: 単行本
    怒り(上) (中公文庫)

    怒り(上) (中公文庫)

    • 作者: 吉田 修一
    • 出版社/メーカー: 中央公論新社
    • 発売日: 2016/01/21
    • メディア: 文庫
      怒り(下) (中公文庫)

      怒り(下) (中公文庫)

      • 作者: 吉田 修一
      • 出版社/メーカー: 中央公論新社
      • 発売日: 2016/01/21
      • メディア: 文庫





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「きみはいい子」(おうちで) [映画]

お盆です。今年は夫がお盆ではなく月末に夏休みをとるというので、カレンダー通りの我が家。
でもわたしはなんとなくお盆休みモードで今日は録画しておいた映画を観てしまいました。
(仕事しないといけなかったのに・・・)

きみはいい子 Blu-ray

きみはいい子 Blu-ray

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: Blu-ray

小説が結構話題になっていたので、存在自体は知っていたものの、なんかタイトルが好みではなく、原作の小説は未読でした。
wowowのガイドであらすじ読んで、観てみようかな〜と。


岡野は、桜ヶ丘小学校4年2組を受けもつ新米教師。まじめだが優柔不断で、問題に真っ正面から向き合えない性格ゆえか、児童たちは言うことをきいてくれない。雅美は、夫が海外に単身赴任中のため3歳の娘・あやねとふたり暮らし。ママ友らに見せる笑顔の陰で、雅美は自宅でたびたびあやねに手をあげてしまう…。ひとつの町で、それぞれに暮らす彼らはさまざまな局面で交差していく。(「Oricon」データベースより)

上記あらすじでは触れられていませんが、もうひとり、主要な?登場人物として認知症を患う一人暮らしで身寄りのない老女と学校帰りに彼女の家の前を通る自閉症の小学生の男の子との交流が描かれます。

新米小学校教師の「こんなはずじゃないのにーーー」という戸惑いや苛立ち、そして娘を虐待してしまう雅美の誰にも頼れない、自分が親に叩かれて育ったのに「こんなはずじゃなかったのに」という自己嫌悪。戦争に青春時代を奪われ生涯独身だったらしき老女。
この3人にはそれぞれ、迷宮から抜け出すきっかけを作ってくれる理解者が現れます。
意図的だったり、意図的じゃなかったり。

事件になる一歩手前の危ういところを、大抵のひとはなんとか踏みとどまっている。
岡野が同居している甥っ子にしがみつかれ、がんばれがんばれ、と励まされたことをきっかけに生徒たちにだす宿題。
家族や、自分のことを心から思ってくれているひとに抱きしめられるのは、確かにいいと思う。
けれど、それが叶わないこどももいる。そんな生徒への岡野の行動、吉とでるか凶とでるか。
それは結局観た人に委ねられるという結末。

これから一波乱?!と思ったところでエンドロールが流れる展開に、ちょっと拍子抜けしてしまったけれど、エンドロールが終わった後はそれなりに納得感。ひとりひとりが心の中で、希望をもつ結末を用意すればいいんじゃないかなというのがわたしの感想です。

それにしても尾野真千子の鬼気迫る演技も見ものだけど、おのまち演じる雅子のママ友役の池脇千鶴の存在感、いい味だしてます。はっきりとは触れられないけど、その彼女の夫は小学校教師という設定で、岡野をいろんなかたちで励ます特別支援学級の教師がおそらくそうなんだろうと思わせる演出。
彼と出会って結婚したからこその今の姿なんだなということがすんなり感じられます。

いい意味で期待を裏切られた作品。小説も読んでみようと思います。
([な]9-1)きみはいい子 (ポプラ文庫)

([な]9-1)きみはいい子 (ポプラ文庫)

  • 作者: 中脇 初枝
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2014/04/04
  • メディア: 文庫

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「疑惑のチャンピオン」(映画館で) [映画]

梅雨明けしたの?、してないの?な東京です。

自転車レースの「ツールドフランス」
名前は有名だけど、一体どういうレースなのかは知らない人が多いのではないでしょうか。
わたしもそんな一人。ですが、夫が以前(30代前半?とにかくわたしは知らない時)自転車に乗っていたので、ツールドフランスは楽しみにしてるんですね。
で、数年前から、NHK BSで放映されるダイジェスト番組を一緒に見るようになり、わたしも少しですがルールがわかるようになってきました。

さて、今年のレースはまさに、今、最終日のゴール、シャンゼリゼ通りに向かって選手たちが凱旋レースを行っているはず。すでに昨日の時点で、優勝者は決まってます。

と、前置きはこの辺で。
先週、映画館で「疑惑のチャンピオン」をみてきました。

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2000年代にツールドフランス7連覇という偉業を達成したランス・アームストロング。しかも彼はプロロードレーサーとして注目され始めた1990年代終わりに末期ガン(睾丸ガンから脳腫瘍まで)に侵され、死の淵からカムバックした、という人物。
レースに勝つ以外にも、ガン患者へのチャリティーも積極的に行うその姿は、故郷のアメリカではヒーローとして扱われ、本を出したり、テレビに出演したり、ハリウッドスターと親しく付き合ったりと華々しい日々。
しかし、その圧倒的な強さはある「プログラム」=ドーピング、のおかげだったのです。

手の込んだドーピング。しかもチームぐるみ、というのはもちろんですが、それを取り締まる側も、ビジネス的側面も無視できず、実際のところアームストロングについてはお目こぼし状態。なにしろ、彼は末期ガンから蘇った英雄なのですから。

そんなアームストロングの「プログラム」が明るみなり、彼はすべての栄誉を剥奪されるにいたったのか。
その過程も描かれます。
アームストロングはなにしろ傲慢。チームメイトに対しては高圧的で、感謝の気持ちもない。自転車レースはチームスポーツで、チームメンバーはひとりだけのエースを勝たせるためだけに存在しているようなもの。彼らのアシストがなくては成り立たないのだけど、アームストロングは彼らに対しても、彼らが圧倒的なスピードで走ることができるのは、自分のおかげである、という態度を崩さない。
やっぱり恨みを買いますよね。

結局、ドーピングの手法を編み出したチームドクターが逮捕されたことを皮切りに、元チームメイトの告発などから新聞にスクープされ、彼の英雄伝説にはピリオドが打たれます。

これが実話なんだから驚きですよね。。。

わりとコンパクトにまとまった映画なので、最終的にアームストロングがドーピングを認めるに至るまでの心の揺れ、とか迷いとか苦悩もあっさりとしてるのがちょっと物足りないかな。
でも自転車レースについて知らなくても、謎解きミステリーとしても楽しめると思います。

ちなみにアームストロングについてはこちらをどうぞ。

現在も水泳とかトライアスロンのレースに出場はしているようですが、ドーピングの前歴があり公式大会には出場できないようです。しかしもともと驚異的な体力の持ち主なんですよね。

自転車競技にはびこるドーピングの闇についてはこちらに詳しいです。

シークレット・レース―ツール・ド・フランスの知られざる内幕 (小学館文庫)

シークレット・レース―ツール・ド・フランスの知られざる内幕 (小学館文庫)

  • 作者: タイラー ハミルトン
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2013/05/08
  • メディア: 文庫
    そしてアームストロングが2000年に出した本。
    ただマイヨ・ジョーヌのためでなく (講談社文庫)

    ただマイヨ・ジョーヌのためでなく (講談社文庫)

    • 作者: ランス・アームストロング
    • 出版社/メーカー: 講談社
    • 発売日: 2008/06/13
    • メディア: 文庫





    「疑惑のチャンピオン」を観た後、今年のツールドフランスも優勝しそうなフルームという選手のレースの様子をテレビで見ていたら「絶対、クロ・・・」って思ってしまいましたよ。。。それくらいパワフルな走りで驚異的。


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「スペクター」(映画館で) [映画]

長崎の実家、やっぱりすごい雪だったようです。
なんと今朝は水道管が凍結!してしまったそうで。
どんな雪国だ〜〜〜。そんな話いまだかつて聞いた事ありません・・・。

話はガラリとかわって、この前の3連休に観てきた「スペクター」
ダニエル・クレイグのボンドになって4作目。過去3作から続くストーリーが完結しています。
スタイリッシュな映像に、派手なアクション。CGなしで実際にやってるというからいやはやなんとも。今時かえって贅沢ですね。

で、贅沢だったのが「007」シリーズ初の50代のボンドガール(もはやガールではない)モニカ・ベルッチ。
さすがの貫禄。籠の鳥である自分を十分わかったうえで、ボンドに身を任せる・・・どちらかというともうひとりのヤングな方のボンドガールではなく、モニカと逃避行して欲しかったような気もします。

さて、往年のファンの皆様には待ってました、な悪役(たぶん)の「スペクター」が復活しました。
ダニエル・ボンドが過去3作で対峙してきた敵の親玉がスペクターだったわけですが・・・。

え?マジ??
な、オチでございました。

映画自体は楽しめるんだけど、これまでの3作のような「おおーーーー」みたない深みがないというか。
世界のあらゆる悪をまとめている組織のボスの動機がジェームズへの私怨かよ、みたいな。

ダニエル・ボンドははこれで一区切りみたな報道もあるし、そういう終わり方でもありましたが、最後に「いやいやまだ続くかもよー」という予防線ははってあるし。
できればもう少しダニエルには続けていただいて、「スペクター」でわたしが受けた膝カックンの衝撃を上書きしてくれるような、「すごいよ、やっぱり!」みたいな前向きな衝撃を与えて欲しいものです。

と、とりとめのないレビューになってしまいましたが、娯楽作品として、細かいこと考えずに観るには楽しめる作品でした。





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「マダム・イン・ニューヨーク」(おうちで) [映画]

ここ数日、インドカレーばかり食べてます。
金曜日のランチ・・・北インド系レストランでカレーランチ
月曜日の家ランチ・・・夫がインドで買ってきたカレーペーストで作ったラムカレー
火曜日のランチ・・・近所のインドカレー屋でランチ
水曜日の晩ごはん・・・月曜日の残りのラムカレー ←今ココ

ということでインドづいているわたしは昨日、録画していたインド映画を観たのでした(笑)


マダム・イン・ニューヨーク [Blu-ray]

マダム・イン・ニューヨーク [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
  • メディア: Blu-ray


去年、映画館で予告を観てから「観たいな〜」と思っていた作品。この前の「めぐり逢わせのお弁当」と同時期に公開されてましたね。



シャシは、二人の子供と夫のために尽くす、ごく普通の主婦。彼女の悩みは、家族の中で自分だけ英語ができないこと。
夫や子供たちにからかわれるたびに、傷ついていた。姪の結婚式の手伝いで一人NYへ旅立つも、英語ができず打ちひしがれてしまう。
そんな彼女の目に飛び込んできたのは「4週間で英語が話せる」という英会話学校の広告。
仲間とともに英語を学んでいくうちに、夫に頼るだけの主婦から、ひとりの人間としての自信を取り戻していく。
しかし学校に行っている間に幼い息子がケガを負い、彼女は母親としての自覚や責任感に欠けていた自分を責め、
卒業を目前に学校へ通うことを諦めてしまう。
それでも学校の仲間たちは彼女とともに卒業しようと協力をするのだが、卒業試験の日が、姪の結婚式と重なり・・・。(公式サイトより)

インドの大都市に住むサラリーマンの妻を主人公としたということも共通点ですね。「マダム・イン・ニューヨーク」のシャシの家の方がだいぶ裕福な上に夫からも大切にされているようですが・・・。
それでも、二人の共通点は夫からは「妻は家にいて、家庭を守っていてくれればそれでいい」という扱いを受けていること。そしてシャシも夫が時々ぽろりと漏らす、この蔑視に納得いかない思いを持っているのだけど、それをうまく表現できずにいるという切ない設定。。。

そんなシャシが日常から離れてニューヨークで語学学校に通い、仲間を作り、英会話を身につけることで、「自分の気持ち」を表現することの素晴らしさに気がつくのですが、そのシャシの表情がすごくステキ。
英会話スクールでお菓子のケータリングが仕事だとスピーチしたら、先生から「あなたはentrepureneurよ」と言われ、日頃夫から軽んじられている自分のスモールビジネスが素晴らしいものだと気がついた瞬間。認められると嬉しいよねっ。でもそれってほんとは一番身近な家族に認められたいのよね・・・。

シャシを演じるシュリデヴィさんはインドでは伝説の女優さんらしく、結婚出産で引退状態だったのが、20年ぶりくらいに映画に出演したそうです。シャシは子供が中学生(たぶん)と小学校低学年なので、40歳くらいの設定なのだと思うのですが、なんとシュリデヴィさんは撮影当時50歳!! びっくりぽん!!! 美しすぎる〜〜〜。

インド映画ですが、ダンスはラストだけ。でも途中でミュージカル風にご機嫌な音楽が流れたりとストーリー以外でも楽しめます。満足。







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「めぐり逢わせのお弁当」(おうちで) [映画]

連休4日目〜。今日は夫は午後から持ち帰り仕事をするといって図書館へ行ってしまいました。
わたしは編み物したり録画したテレビ観たり。そろそろ夕飯の買い物にも行かないとな・・・。

めぐり逢わせのお弁当 DVD

めぐり逢わせのお弁当 DVD

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: DVD








歌わない、踊らないインド映画です。

舞台はインドのムンバイ。ムンバイにはダッパーワーラーという職業があり、毎日毎日家庭からお弁当を集めて職場に届けるというシステムがあります。1日に20万個近いお弁当を集めて配達するというのだから驚きですよね。もうずいぶん前に、テレビで紹介されているのを見て驚きましたが、この映画はまさにそのお弁当が誤配されたら・・・というところから始まる、切ないラブストーリーです。

このお弁当配達、どういうシステムなのかはよくわかりませんがローテクで600万個に1個しか誤配が起きないんだとか・・・。作品中、主人公の主婦イラが配達人に「間違えたところにお弁当が届いている」と抗議したら配達人は「全体にそういうことはない、ハーバードの教授が調査に来て驚いていた」みたいなことを滔々と述べていたくらいですから。

さて、ムンバイ郊外に住むイラは小学校低学年の娘と夫との3人暮らし。夫は仕事の多忙を言い訳に家庭を顧みない。イラは腕によりをかけたお弁当で夫の心を取り戻そうとするのだが、そのお弁当が早期退職を控えた初老のサラリーマン、サージャンのもとに届いたことからふたりの交流が始まります。

お弁当箱に短いメモを入れることから始まったまさに文通!
文字だけで続く交流。

夫はどうも仕事と偽って浮気してるみたいだし、イラの両親は年老いて金銭的にも困窮して来ている。
孤独を募らせていくイラ。
一方サージャンはだいぶ前に妻と死別し、仕事と職場の往復のみ。職場では仕事はできるけど偏屈な人として通っている。ちなみにサージャンは家の近くの食堂にに頼んでお弁当を届けてもらっていた様子。お弁当を作ってくれる人がいないから。
サージャンはイラのお弁当を食べるうちに、部下の面倒をみるようになったりと少しずつ変化していく。
そしてイラとサージャンは手紙を通して心を通い合わせていくのですが・・・。

さて、ふたりはどうなるのか。ハッピーエンドか、そのままイラはもとの暮らしを続けるのか。
結末は提示されません。見る人に委ねるタイプのエンディング。

一度も顔を合わせたことのないふたりが、新しい暮らしを始めることができるのか。
もしこれがアメリカだったらアリなのかもしれないけど、これインドだからなぁ。。。というのがわたしの感想。
なかなか普通の専業主婦が夫を捨てて別の男の元へ走るのは難しいのじゃないかな。
サージャンとのやり取りを心にしまってこれまでの暮らしを生きていくというのが、イラの選択なのではないかとわたしは感じました。切ないし、やるせないけど。ほんとは自分自身の人生を生きて欲しいけど。

ままならないのが人生。
そんなことを感じました。



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