So-net無料ブログ作成

「日生劇場十二月大歌舞伎」 [舞台]

ミュージカルなどをいつもは上演している日生劇場。ここで、12月は歌舞伎が上演されました。舞台の上部に屋根風の飾りをつけて横長の舞台を作り、花道も仮設ですが設置され、すっかり歌舞伎仕様に。ただ、なんというのか、あの独特の天井や壁だけは違和感が・・・。もう10年ほど前に玉三郎丈の「海神別荘」がかかったときには、海の底の雰囲気っぽくて素敵だな、と思ったんですけどね。

菊ちゃんの玉手御前が素晴らしいとの噂をあちこちできき、観に行きたいなと思っていたら、なんとクーポンサイトで半額近いチケットを発見し、それも祝日だったので、即購入。花道横の席で拝見しました。

「摂州合邦辻」
初見です。継子の俊徳丸に道ならぬ恋心を抱き、ストーカー状態の玉手御前。この玉手御前にはいくつかの解釈があって、役者さんによって演じ方が違うのだとか。結局キモは玉手御前は俊徳丸のことを本当に好きだったのか、それとも完全にお家の跡継ぎの命を守らなければ、という一心からの行動だったのか、どっちと解釈するか、というところ。

菊之助丈の玉手御前は、やっぱり前者。若々しい玉手御前はもとは俊徳丸の生母の侍女だったので、ずっと前から俊徳丸のことを側で観ていたはず。もちろんお家大事、という気持ちがそもそもにはあったのかもしれませんが、なんだかそれは後付で、俊徳丸を追いかけます「フリ」をしている「フリ」、つまり本心から実は俊徳丸に恋焦がれ、追い掛け回してるんじゃ・・・と思わせられる菊ちゃんの玉手御前はでした。

凛々しい俊徳丸も好演技。そして菊パパも手堅い演技でした。パパも頼もしく菊ちゃんの玉手御前を見ていたに違いありません。菊ちゃん、菊ちゃんは余計なことでテレビネタにならなくてよいからね。このまま、精進してどんどん素敵な役者さんになってくださーい。

「達陀」
これまた初見。東大寺の二月堂での御水取の仏事の最中、そこに突然現れる青衣をまとった女人。それは仏事を取り仕切っている集慶のかつての恋人。さすがの松緑丈、キレのある踊りを披露してくれます。でも、懐かしい恋人に再開し、言い寄られ、修行を積んだお坊さんも煩悩に負けそうに・・・すると聞こえてくる読経。そこではっと我に返る・・・という姿がなんだかおかしくて、おかしくて。煩悩、恐るべしです。

最後の群舞はド迫力でしたが、これもふと「衣装がもっと違っていたら、これは何かのCMのダンスにもなるんじゃないか?」と思ってしまい、さらにおかしくなってしまったワタシなのでした。

ということで、なんとなく小じんまりとした上演ではありましたが、なにしろ菊ちゃんのすばらしい玉手御前に大満足しました。久々の歌舞伎だったのだけど、やっぱりいいよねぇ〜。再確認しました。

ということで、今年の最後の記事は歌舞伎ネタでした〜。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
↑応援クリックお願いします♪
nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

nice! 1

コメント 2

★とろりん★

カオリさま、

菊ちゃんの玉手御前、圧巻でしたよね~。
ここ数年の菊ちゃんの成長ぶりには驚くばかりです。

今年もブログを通じて大変お世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願いいたしますね!
by ★とろりん★ (2010-12-31 16:42) 

カオリ

>とろりんさま
今年もよろしくお願いします!
菊ちゃん、きれいななかに、凛々しさが感じられるほんとにステキな役者さんになってきて、ほんとにほんとに嬉しいです。
ああ、菊ちゃんのことになるとすっかり歌舞伎婆な気分ですよワタシ。nice!ありがとうございます。
by カオリ (2011-01-12 00:02) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。