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御名残四月大歌舞伎 第3部 [舞台]

続けて第3部を鑑賞。今度は3階席へ移動です。歌舞伎会の先行販売の日にサイトにログインできたときには、第3部の1等席は完売でした。みんな考えることは同じなのね。

4月12日(月) 第3部 3階4列10番代前半。

「実録先代萩」
これは初めて拝見するお芝居でした。「伽羅先代萩」より、リアルになっています。それが「実録」という外題の理由。幼君への忠義と我が子への愛情の板挟みになる乳母であり母親。そこがねぇ、泣けますね。久しぶりに拝見した芝かん丈は、やはりこういう品格のある武家の女を演じると重みがあります。

それにしても、なんで2部に「寺子屋」3部は「先代萩」と、ワタシの苦手な身代わり演目が・・・。

「助六由縁江戸桜」
そして最後の最後を締めるのは「助六」です。歌舞伎座の最後にふさわしい、ぱっと明るくて華やかな演目でした。もちろん演じるのは團十郎丈。よーくよく考えても助六自体は何回も観ているけど、團十郎丈の助六は初見でした。自分の観劇歴に驚き。なんで観てないんだろう。

やっぱり團十郎丈はおおらかで、大きい役者さんです。理屈抜きで、「がんばれ助六」って応援したくなります。そして玉さま演じる揚巻の粋なこと。まさに江戸の華という様子。

いつものように、通人やくわんぺら門兵衛、福山のかつぎ、と豪華な配役。この舞台はずっと忘れられませんね。

ということで、ワタシの最後の歌舞伎座見物はこんな感じでした。時間が経ってしまった上に、メモもとってなかったので、イマイチな書き込みしかできませんでしたが・・・。

3年後、どんな歌舞伎座になっているのか、そして役者さんたちがどんな風なお芝居を見せてくれるのか、楽しみに待ちたいと思います。
ありがとうございました。

・・・あ、最後の「めでたい焼き」食べそびれてしまいました。残念。


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御名残四月大歌舞伎 第2部 [舞台]

あっという間に、歌舞伎座閉場から1ヶ月近くが経ってしまいました。今更・・・という気もしますが自分自身のためにメモしておきます。ちなみに、4月は上京してきたハハと一緒に観劇しました。

4月12日(月) 1階2列30番代後半

「寺子屋」
前から2列目という席で、登場人物が抱える、それぞれの苦悩がとても伝わってきました。小太郎が身代わりになり
それを忠義のためと飲み込みつつも子を亡くしたつらい気持を滲ませる、千代と松王丸。当代最高の顔合わせと思われますが、いかんせん、ワタシは「寺子屋」が好きじゃないのよぅ。時々「これってこんなお話だったんだ」と、それまでイマイチ・・・だったお芝居にある日開眼するってことがあるのですが、「寺子屋」はまだその時が来ていないようです。ちなみにハハはダラダラと涙を流しつつ観ていました。

「三人吉三巴白波 大川端庚申塚の場」
菊五郎丈のお嬢、團十郎丈の和尚、吉右衛門丈のお坊、という顔合わせ。大川端だけなので、あの演劇的な、キメ台詞と様式美を楽しむ幕でした。素晴らしい、のですが吉右衛門丈がお疲れなのか、なんだか影が薄かった・・・。体調でもお悪いのかと心配になりましたです。

「藤娘」
藤十郎丈の藤娘。さすがの見事な所作事。そういえば、藤十郎丈の姿を舞台で観るのは久しぶりだったかも・・・。


ということで、久しぶりの1階席なのに、ちょっとばかしワタシ的に好みではない演目、配役で不完全燃焼。でも、ワタシの好みの問題を横に置いておくと、さすが御名残公演の最後にふさわしいすばらしい舞台でした。

第3部へつづく・・・


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歌舞伎座閉場 [舞台]

今頃、閉場式を終えた歌舞伎はどんなふうなんでしょうか。人気のなくなったロビー、まだ役者さんと最後のお客さんの熱気がほのかに残る舞台と客席・・・。これまでずっと東銀座のあの場所にどーんと存在していた歌舞伎座が一時的にせよ消えてしまうということが未だにピンときません。
ワタシが今月のお名残公演に出かけたのは4月12日。もう2週間以上前です。レビュー書かなきゃ、書かなきゃと思いつつ、閉場の日を迎えてしまいました。

数日前からテレビでもなんども歌舞伎座の姿が報道されていましたが、なんだかそれも変なかんじで・・・。

ワタシが歌舞伎座に通いはじめて今年の秋で20年となるはずでした。1990年の9月。確か秋分の日が重なった3連休だったと記憶しています。友達がそのとき既に歌舞伎座に通っていて、「ワタシも観てみたいなぁ」くらいの軽い気持でした。子供の頃から、とぎれとぎれではありますが、日本舞踊のお稽古をしていたので「本物を観てみたい」という気持もあったのかも。

何にも予定のなかった3連休、「そうだ、歌舞伎座に行ってみよう!」と数日前に思い立ち、ぴあとかを立ち読みして切符の入手方法を調べ、ぴあでも買えるんだ、ということがわかり、さっそく3階A席を入手。ひとりで東京行きの高速バスに乗り込み、ドキドキしながら歌舞伎座の前に立ったことを思い出します。お天気がいい日だったことを覚えています。

初めての歌舞伎座は想像していた以上に古くて、貫禄があって、初めてなのに懐かしいかんじで・・・。そして伝統芸能と言われているのに、歌舞伎座は派手派手しくて、ときに猥雑で、なんでもアリな空間。当時18歳のワタシは「ワタシは今、すごいところに来ているんだ!」と一瞬にして歌舞伎座の虜になったのでした。
その時観た演目は思い出せませんが、以来20年間、東京を離れていたときでさえ、1年に1回か2回は訪れていたのですから、いかに歌舞伎座という空間の魅力にワタシが嵌ってしまったのかわかります。実は、ワタシは国立劇場とか新橋演舞場にはあんまり行きたくないのです。もしかしたら歌舞伎が好き、というよりも歌舞伎座が好きなのかもと思ってしまう今日この頃。3年後、新しい歌舞伎座はどんな劇場になって戻ってきてくれるのでしょうか。その日を楽しみにしていたいと思います。

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ワタシにとって最後の歌舞伎座。5月12日、雨の日でした。


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「歌舞伎座さよなら公演二月大歌舞伎」夜の部 [舞台]

2月の歌舞伎座は17代目中村勘三郎二十三回忌追善。亡くなったのが昭和63年。まさに昭和の名優という呼び名がぴったり。なんと生涯で演じた役は803役。確かギネスブックに登録されているんじゃなかったかしら。
そんな先代勘三郎の当たり役ばかりをそろえた追善公演です。

2月4日夜の部鑑賞。3階席3列目。下手寄りだったので、花道も少し見えました。

「壺坂霊験記」
初見。先代勘三郎と歌右衛門でたびたび手がけてきた作品。今回は三津五郎丈と福助丈のコンビで。ストーリー自体は他愛もないもので、観音様の功徳により目が見えない夫の目が見えるようになった、というお話。福助丈の怪演を恐れていたのですが、意外なほどノーマルな演技で一安心。不自由な夫の身を案じ、観音様へ百度参りをしていたというけなげな美人妻をお行儀よく演じていました。ここ最近、福助丈の演技が落ち着いてきたのはいいことですね。成駒屋の看板なんですから・・・。

幕切れ、谷底へ身を投げたものの、観音様の力によって命を取りとめ、かつ目も見えるようになったふたりが手を取り合って喜ぶシーンは微笑ましく、しみじみしました。

「高杯」
これも先代の得意とした舞踊の1曲。高杯を買ってこいと命じられた次郎冠者が高足売り(下駄ね)の男に騙され、高足を高杯だと思って買って帰り、主に叱られるものの酔っぱらっていい気分になり高足を履いて踊り出す、というこれもご機嫌な作品。高足を履いて踊るところをタップダンス風に軽やかにステップを踏むのが有名ですが、これを始めたのも先代だそうです。次郎冠者はもちろん現勘三郎丈。
あまりに有名なので、観たことあるのか、ないのかもよくわかりません・・・。なんで下駄であんなに軽やかに踊れるんだろう。歌舞伎役者さんの身体能力ってほんとにすごいなぁと踊りを拝見するたびに思います。下半身の力がとにかく要求されるので。

「籠釣瓶花街酔醒」
これこれ、これを楽しみにしていたのです。
次郎左右衛門を勘三郎丈、八ッ橋を玉三郎丈、栄之丞を仁左衛門という顔合わせ。これまでも何度も観たことがあるはずですが、今回、「ああ、こんなお話だったんだ」と腑に落ちました。歌舞伎を観ていると、こんなことがよくあるんですよね。特に有名な演目に多い気がする。見た目の華やかさや、凝った趣向、そして予め頭に入れてしまった予備知識に、自分で感じることを邪魔されるというかんじ。

あばた顔の佐野在住の商人佐野次郎左衛門は物見遊山気分で出かけた吉原で八ッ橋の花魁行列にいきあたり、八ッ橋が気まぐれで見せた微笑に魅入られてしまう。この八ッ橋が見返って微笑むところが最初の見せ場。これも役者さんによって解釈があって、にっこり満面の笑みをみせることもあるし、ふっと微笑む、くらいの役者さんもいます。今回の玉さまは微笑み派。無表情な美女が、ふと振り返って自分だけに(と、次郎左衛門には感じられる)微笑んでくれた。これは、遊びを知らない実直な商人が夢中になるに十分な条件でしょう。
それ以来、次郎左衛門は江戸に上ってくるたびに、吉原へ通い八ッ橋に逢い続け、すっかり馴染みの客となっています。金払いがよくてお行儀もいい(つまり遊びのマナーがなっている。たぶん、次郎左衛門は自分が田舎者であること、そして顔中があばただらけであることを強いコンプレックスにしているのだろうから、余計、ジェントルマンに振る舞っているのだと思う)から歓迎される客ですね。遊び方がキレイ。
で、どうもお金は持っているらしき次郎左衛門は八ッ橋を身請けする算段を進めている。ここで、登場するのが八ッ橋を金づるにしている後見人(八ッ橋の実父の家来という設定)の権八。この権八は八ッ橋が身請けされると金をせびる相手がいなくなるので、それを邪魔しようと、八ッ橋の間夫(いわゆる愛人ですね)の栄之丞に身請け話を告げ口し、八ッ橋が身請けを断るようにしむけさせる。

この八ッ橋と栄之丞の関係が切ないのですね。底辺で身を売って生きるしかない八ッ橋とまぁいわゆるヒモの栄之丞(浪人ですから、彼は八ッ橋を身請けして自由にしてやるような金はない。色男金と力はなかりけりを体現しないといけない役です)。八ッ橋は栄之丞から身請けの話を問いつめられ、「当然断るつもりだったから話もしなかったのだ」と話すのですが、栄之丞は納得せず、「今日、次郎左衛門と縁切りしろ」と詰め寄る。そうすると当然、八ッ橋は最初は渋るものの承知する。そこで次の有名な場面、縁切りの場につながるのです。

この八ッ橋と栄之丞のやりとりを観て、八ッ橋の身請け話は打診レベルの話なんだろうな、と推測して次の縁切りの場を観ると、どうもそうではなさそう。今晩、最終の手続きをするつもり、と次郎左衛門が話しているとおり、もうほぼ本決まりの話のようだったのです。どの程度、遊女の側に身請け話を受ける、断るの自由があったのかわかりませんが、少なくとも八ッ橋レベルの花魁だと断ることはできたはず。それを傍観していただけかもしれないけど、断らずに最終段階まで進めていたということは、どこかで八ッ橋は今の暮らしから足を洗いたいと思っていたのではないか、と思った訳です。

辛い苦界勤め、間夫の栄之丞は辛い日々のつかの間の慰めにはなるけれど関係を続けていても事態はまったく前進しない。そもそも浪人の栄之丞に今の暮らしを変えてくれるだけの力はさらさらない。そこに登場した次郎左衛門。あばただらけの田舎者だけど、とにかくいい人。ここで周りが勝手に進めてしまって・・・と言いながら身請け話に乗ってしまったらどんなに楽な暮らしが待っているだろうか。と、八ッ橋が思ってしまっても不思議はないと思うのです。膠着した恋人(しかもヒモ)との関係を断ち切りたい時、女がよく使うテのひとつですよね。

しかし、それをできないのがまた八ッ橋という女の弱さなわけで。
結局栄之丞に詰め寄られ、次郎左衛門に公衆の面前で縁切りをし恥をかかせてしまう。呆然とする次郎左衛門。その次郎左衛門を置き去りにして座敷を出て栄之丞の待つ部屋へ戻る八ッ橋。きっとこの時、彼女の心には「愛する栄之丞のために恵まれた未来を捨てた」という自己満足と、その未来への未練がないまぜになっていたに違いありません。そして彼女のビジネス的には金離れのいい上客をなくしてしまうということにもなりますし。

そして、4ヶ月後。何もなかったようすで再び八ッ橋の前に現れた次郎左衛門に籠釣瓶という名前の刀で斬り殺されてしまう八ッ橋。この時、次郎左衛門は穏やかな様子で店に現れるのですが、すでにその静かさの中に狂気をにじませています。思い詰めた人間が最後に牙をむく直前の静けさ。
「籠釣瓶はよく斬れるな」というつぶやきが、闇のなかにひびきわたり、吸い込まれていく・・・。

う〜ん、恐ろしい。

色恋と金という人間の欲望で動いている吉原という郭を舞台に、その2つに操られてしまった男女の姿が恐ろしくも哀しくもあり。新たな発見でした。

玉さまの八ッ橋はとってもきれいだし、栄之丞の仁左様もおとこまえ。栄之丞は仁左さまじゃなかったらやっぱり梅玉丈かなぁと思いながら観ていたのだけど、上演記録を確認すると、ここ15年くらいはこのおふたりしか演じてませんね。やっぱり色男じゃないとサマにならないものねぇ。

昼の部の「ぢいさんばあさん」を観たいのだけど、幕見で行ってこようかしら・・・。他愛のない話なんだけど、好きなのよねぇ。

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「歌舞伎座さよなら公演初春大歌舞伎」夜の部(1月14日) [舞台]

昨日は、ギリギリまで家でだらだらしていて、慌てて飛び出しました。しかも切符の引き取りをしないといけないのに、どうしてもコーヒーが飲みたくてプロントに寄ったり・・・と、席に着いた時には舞台が始まっていました。まわりのみなさま、ごめんなさい。

いよいよあと4ヶ月となったさよなら公演。お正月らしい演目が並びます。

「春の寿」
2年ぶりの雀右衛門丈の出演のための新作舞踊だったのですが、結局、雀右衛門丈は初日からお休み。うーん、残念です。ご本人が一番無念でしょうねぇ。数年前まであんなに元気に踊りの大曲をこなされていたのに・・・。
王朝風に、姫君と若君が踊ったあと、女帝(これが雀右衛門丈のための役)が少し踊り、おしまい、というその名のとおりお正月らしいおめでたい一幕でした。

「車引」
これ、ほんっとに久しぶりに観ました。上演記録で確認すると平成5年5月団菊祭の、三之助(新之助=現海老蔵、丑之助=現菊之助、辰之助=現松緑)の顔合わせだったはず。まだ、3人とも初ういしくてねぇ・・・。なにせ17年前ですよ。ということで、今回は、真逆の大ベテランの顔合わせ。芸の力で勝負、ってやつです。芝かん丈が初役で桜丸を演じるというのがウリでした。
あまり好きではない演目のため、ワタシ的には休憩タイムでした。あ、とっても歌舞伎らしい一幕でした。

「京鹿子娘道成寺」
勘三郎丈の道成寺。去年、玉さまと菊ちゃんの「二人道成寺」は観たけれど、普通の道成寺は久しぶりに観た気がします。襲名興行と同じく、団パパの押し戻しがある演出なので、鐘に花子が魅入られてからが長いです。清姫の怨霊の姿にかわり、鱗四天との立ち回り、そして大館左馬五郎が登場して、怨霊退散、というかたちです。いつ観ても道成寺は華やかでいいですねぇ。

しかし・・・勘三郎丈、声がかれてしまっていてガラガラ。美しい白拍子花子の声があれではマズかろう・・・。肝心の踊りもところどころ足さばきが「あれ?」と思うことがあって、勘三郎丈らしくない出来だなぁと思ってしまったのも事実。調子が悪いんでしょうかねぇ。

「与話情浮名横櫛」
与三郎が染五郎、お富が福助、という割とフレッシュな組み合わせ。仁左さまと玉さまのゴールデンコンビでの上演ばかり観ていたので少々不安になりながら・・・。だって、あの福助さんがお富ですよ。

結果、これが結構よかったんです。若いあんちゃんとおねーちゃんの若気の至りの物語だっていうのがリアルにわかるかんじ。いつもの福助丈の怪演はかげをひそめ、おおむねお行儀のよいお芝居です。あのキンキンと叫ぶような発声も押さえてあって、そういえば、昔は福助さんこんな感じだったよね?と思い出しました。

ヤクザの囲いものだったお富と商家の放蕩息子与三郎は恋に落ちて、でもヤクザにばれて半殺し。お互い相手は心だと思っていたら偶然の再会。いつも、多左衛門という人、実はお富の生き別れになった兄で、それを隠して死にかけたお富を助け、世話をしていたという設定で、なんだかつまんない人だなぁと思っていたのですが、今回歌六さんの演じ方がよかったのか、人徳者という雰囲気がでてなるほどね、と納得のできる仕上がりだったように思います。

仁左さまと玉さまだと様式美に感じられていたお芝居が、リアルな恋物語に感じられて、思わぬ発見、の日でした。


ということで、今年1回目の観劇でした。カウントダウン掲示板の写真を撮ってくるのを忘れてしまった。確かあと106日だったような・・・。もうすぐ残り日数が2桁になってしまいますね。長い長いと思っていたさよなら公演ももう追い込み?です。
なんと3月4月は三部制で最後の荒稼ぎ、もといたくさんの人に現歌舞伎座のお芝居を楽しんでもらおうという趣向のようです。まだ演目は出てないのですが、何が上演される&どなたが出演されるんでしょうねぇ。楽しみです。


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「歌舞伎座さよなら公演十二月大歌舞伎」夜の部 [舞台]

12月23日の夜の部。3階席で。この日はオットと一緒だったのだけど、前日が会社の後輩達と送別麻雀大会だったそうで、朝帰り。出かけるまでは寝てたけど、お芝居中もかなり眠そうでした。ワタシもひとりだったのをいいことに前日の夜は夜更かししちゃったので、眠い・・・そんな観劇でした。

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お約束のカウントダウン時計。あと129日。早いですねぇ。

「引窓」
ワタシ、「引窓」と「一本刀土俵入り」を混同していました。観たことあるはず、と思っていたのですが、観たことあったのは「一本刀土俵入り」の方だった・・・。
橋之助演じる濡髪長五郎が相撲取りらしくて、よかったです。そして扇雀さんのお早も。わかりやすい話だったのですが、なにせ睡眠不足・・・少し記憶が遠のいています(汗)
オット曰く「前髪をそり落とす場面がおもしろかった」だそうです。その視点がよくわかりませんが、あまり舞台を見慣れていない人の感想はやっぱりおもしろいです。

「雪傾城」
芝かん丈が5人の孫と踊るための1幕。あまりにオットが眠そうだったので、「この踊りは寝ててよし」と言っておきました。雪だるまから雪の精がでてくるのはかわいらしい趣向ですね。芝かん丈の踊り、ものすごく久々に拝見したと思いますが、なんだか足元がおぼつかない感がありました・・・。やっぱりお年なのでしょうかね。
国生ちゃんの筋書の写真、お母さんにそっくりですね。そして、そのぽっちゃり具合が、15年ほど前の勘太郎君のぽっちゃりぶりと重なります。今はあんなにシャープになってしまった勘太郎君も中学生くらいまでは「このままじゃヤバイよ・・・」って体型でしたからねぇ。がんばれ、国生君!

「鼠小僧」
野田秀樹、「鼠小僧」の再演です。第3場、第4場は12月23日という設定、そして第5場は24日、クリスマスイブです。まさに舞台の日付と同日に拝見したことになります。
ドケチな棺桶屋の三太が、ふとしたことから泥棒となり、すでに江戸で噂になっていた鼠小僧を騙ったことから悲劇が始まります。権力者であるが情けがわかる人物として民衆から慕われている大岡越前、そして孝行ものとして評判の与吉、貞女の鑑として有名なお高。でも三太はこの3人の真実の姿を見てしまう。泥棒として捕まった三太はこの3人に振り回され、群衆心理を自在にコントロールする大岡越前の術中に嵌り、命を落とすこととなる。

三太も決して善人なんかではなく、こずるくて、セコい男なんだけど、裏表はない。そんな彼が、狡猾な人間に陥れられ、そして群衆からもそっぽを向かれ、嘆く台詞は切なく、痛い。

正しいことを言ったからといって、誰もが信じる訳ではない。「誰がそれを言ったか」が重要で、嘘もまことになってしまうことがある、と・・・。

現実社会でも同じですよね。誰もが味わったことがある悔しさ、空しさをすごく言い表してる独白だと思いました。台詞、覚えてようと思ったのですが、もちろん忘れちゃったので、そのうちDVDで確認してみます。

「研辰の討たれ」のような斬新さはないものの、再演ということで内容もこなれてきて、なかなか楽しめました。


売店で、来年の干支てぬぐいを購入。明日までは玄関のてぬぐいタペストリーはサンタさんなので、あさって、かけかえようと思います。
そして3階の「めで鯛焼き」、「雪傾城」と「鼠小僧」の幕間に買いに行ったら売り切れてましたよー。最近人気なのね・・・。気分がたい焼きモードだったのでとっても残念でした。


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「歌舞伎座さよなら公演十二月大歌舞伎」昼の部(追記あり) [舞台]

いったい全体、いつまで「さよなら」なんだ、と方々からつっこまれつつも、いよいよ終わりが見えてきた歌舞伎座さよなら公演。12月12日(土)昼の部に行ってきました。お席は2階の3列目、まぁまぁのお席でした。

今月は昼の部は宮藤官九郎の新作、夜の部は野田秀樹の「鼠小僧」の再演、ということで、普段とはちょっと雰囲気の違うお客さんもちらほら。そのせいか、大向こうがあまりかかってなかったような気がしました。

歌舞伎座初めての友達をアテンド。あのエンターテイメント空間を楽しんでもらえたと思います。

「操り三番叟」
勘太郎の三番叟はお行儀のよい踊りで、楽しめました。でも、ちょっとこのままではヤバいのでは?と思ったのは獅童。踊りの基本であるはずの摺り足がまったくできてなくて、ぴょこぴょこと舞台上を動き回ってます。あれれれれ、基本のキができてないとは。腰もあまり落ちてないし、もう踊りは踊らない方がよいでしょうねぇ。

「野崎村」
これ、二度目です。上演記録を見たら、平成17年のお光が芝かん丈、久作が富十郎丈、久松が鴈治郎丈、お染が雀右衛門丈という超豪華な顔合わせだったんですね。なので、なんだかこってりした話だなぁと思った記憶があります。が、今回はかなりあっさりめ。お光が福助丈、お染が孝太郎丈という普通だと逆の配役がそれはそれでおもしろいけど・・・。しかし、福助さんはかなり独特の境地を築いてますよねぇ。福助ワールドすごすぎる。後半は抑えめで、久松のことを思って身を引いた哀れな田舎娘を多少過剰ながらも好演していると思いましたが、前半はちょっと・・・。いちばんびっくりしたのは、久松を訪ねてきたお染に対して意地悪するときの態度。足を組んで座っちゃったり、ちょっとドスが効いていたりとヤンキーみたいなの。田舎のヤンキー娘、という解釈なのか? 違うと思うけど。

評判悪い両花道が省略された別れの場面は、確かに余韻がなくて興ざめでございました。松竹さん、歌舞伎座で両花道使わないってどういうことですか・・・。

「身替座禅」
勘三郎の山陰右京に、三津五郎の玉の井、太郎冠者は染五郎、と言うことなしの組み合わせ。楽しく拝見しました。が、ちょうどお弁当のあとの時間でねぇ・・・。奥方と太郎冠者のやりとりのところは記憶がありません・・・。それにしても何度観ても、玉の井は右京を大好きなのね、と微笑ましくなるのでした。三津五郎さんだとそれほどゴツくない玉の井なので(やっぱり団十郎だとか、仁左さまの玉の井だとごっつくてねぇ)、チャーミングに見えるのかも(笑)

「大江戸りびんぐでっど」
そして、最後が問題のクドカン。ネタバレありなので、興味のある方はつづきを読む、をクリックしてくださいね。


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「歌舞伎座さよなら公演十月大歌舞伎」夜の部 [舞台]

あちらこちらでたいそう評判だった今月の歌舞伎座夜の部。先週の土曜日にkumamowさんと一緒に出かけてきました。kumawowさんはステキなお着物姿。ワタシも今の歌舞伎座のうちに一度は着物で観劇したいものです。重い腰をいよいよ上げて、帯結びの練習をしようかしら。

さてさて、すでに千穐楽を迎えてしまいましたので、感想をいくつか書き留めておきます。

夜の部は「義経千本桜」から「渡海屋・大物浦」「道行」「川連法眼館」の上演。千本桜はよく上演されるお芝居ですが、「渡海屋・大物浦」は初見。もうかれこれ20年ちかく歌舞伎を観ていますが、時々こんなふうによく上演される演目をぽろっと観ていなかったりします。で、「渡海屋・大物浦」は吉右衛門の知盛、玉三郎の典侍の局、富十郎の義経という顔合わせ。義経をかくまうふりをして、平家の恨みを晴らそうとする知盛。結局、その企みはばれて義経一行に破れます。

で、最後の有名な、碇を体に巻き付け真後ろに倒れて死んで行く場面となるわけですが。その壮絶な死に様から、知盛は恨みや悔しさを腹に一杯溜め込んで無念のうちに死んで行くのだとずっと思い込んでました。でも、今回の吉右衛門演じる知盛を見て、その思い込みを改めました。安徳帝から労いの言葉をかけられ、父清盛の行いが大きな不幸の源泉だったと語り、すべての争いの根っこを引き受けて死んで行く、不毛な争いはもうたくさんだ、そう思って死んでいくのではないかと感じました。

玉三郎もお柳のときの世話女房ぶりと本来の典侍の局の姿になってからの気品のある姿、その演じ分けがすばらしい。でも常に安徳帝第一。知盛の軍勢の不利が伝えられ、安徳帝やお付きの女官達に最期の覚悟を伝えるときの凛とした姿。さすがです。

そんな、戦いの厳しさ、敗者の哀しみがたっぷりつまった幕の後は、華やかな「道行」
この「道行」も悲劇へと続く序章でしかないのですが、桜が咲き乱れる吉野山でいっときの平和を感じる、そんな雰囲気です。菊パパの忠信はさすがの風格ですが、菊之助の静は今を盛りの美しさ。やっぱり菊之助の踊りには玉さまの影響が色濃く感じられる気がするのはワタシだけ? 逸見藤太の松緑もさすがの踊り上手。

そして「川連法眼館」
これも菊パパの完成された芸にただただ感心。さっそうとした若武者の忠信と、忠信の姿を借りた、ただただ親を思う子狐の忠信。その演じ分けがすばらしい。さすがにお年のせいか、狐姿での動きには少々キレがなくなってきているかもとは思いましたが・・・。音羽屋型の狐忠信、いつかは菊ちゃんも演じるのでしょうか。うえ〜ん、やっぱりいつまでも聞くちゃんには静でいて欲しいわ、なんて菊ちゃんの菊パパ化を恐れているワタシはちょっと心配なのでした。

久々に1階席で役者さんの息づかいまで感じながら楽しむことができました。評判に違わず、素晴らしい舞台。こういう舞台を記憶に一つひとつ残していける幸せを感じながら歌舞伎座をあとにしたのでした。


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「蛮幽鬼」劇団新感線@新橋演舞場 [舞台]

ほんとに久しぶりの新感線のお芝居。5年ぶりくらいかも? だいぶ前にチケット取っていて、そのことを忘れていたので、友達を誘い損ない、オットにお願いして一緒に行ってもらいました。3階B席。左袖2列目、という花道はもちろん、舞台の下手も見えないお席・・・。でも客席の壁に花道を映すモニターがありました。これはいいですね。歌舞伎座でもぜひやってほしい。というか、建て替え後の歌舞伎座でもこういう配慮が欲しいなぁ。ほんとは全席から舞台がちゃんと見えるのが理想でしょうけど。

 

さてさて「蛮幽鬼」

オフィシャルサイトはこちら「蛮幽鬼」

 

上川隆也を主役に迎えてのいのうえ歌舞伎。大和国建国の頃の日本と中国を模した架空の国が舞台。まだまだお芝居は上演中ですので、ストーリーは省いて感じたことだけ。

 

今回、「巌窟王」がモチーフだそうで、罠にはめられ、親友殺害の罪をきせられて監獄に繋がれた土門。そこで、サジと名乗る暗殺者と出会い、彼の助けによって脱獄、故郷へ戻り復讐の機会を待ちます。

天性の暗殺者として描かれているサジを演じているのが、堺雅人。今回、彼の存在がとても気になりました。というのも、堺雅人はテレビや映画で見る彼の姿どおり、常に微笑というか薄笑いをたたえてそこに静かに座っているわけです。

はきはきとした滑舌、さわやかな雰囲気、そんな彼がうっすら笑いを浮かべながら、人を殺しまくる。だたそこに人がいるから殺す、そんな雰囲気なのです。

彼の存在にずっと違和感を感じながら見ていたのですが、それはきっとおととい観た「ダークナイト」のせい。笑った顔のメイクをして人を殺しまくるジョーカーの姿と重ねて見てしまっていたのですね。

 

人を殺めることに理由を持たず、ただ殺す。薄笑いを浮かべながら。

3階の隅の方の席なので、役者さんの表情はあんまり見えないんですよ。双眼鏡も持ってかなかったし。でも、彼の薄ら笑いの寒さは伝わってくるのです。

 

堺雅人の「いい人」キャラを逆手に取ったナイスな配役だったと思います。それでイジられる場面も多々ありましたしね。これが見るからに強面の人だったら全然意外性も、「殺すこと」そのものが目的の薄ら寒さも感じられませんから。

 

早乙女一くんが忍者のような訳で出演していましたが、彼の殺陣のキレのよさはさすがですね。18歳なのに。おそらく幼い頃からの鍛錬が体に染み込んでいるのでしょう。

そして意外とよかったのが稲森いずみ。舞台ってどうなのかしらと思っていましたが、かなりの熱演。

そして安定の上川隆也。いのうえ歌舞伎なので、通常の新感線のように、突然みんなが歌い出したりはしないのですが、何故だか上川隆也だけ1曲歌うシーンが。そして、それが今ひとつ・・・な感じで。なんの罰ゲーム?と思ってしまいましたよ(笑)

 

ということで、ラストシーンは不覚にも少しうるっとしてしまいました。新感線なのに(^ ^;

堺雅人の薄ら笑いの恐怖を味わうには、1階席で見たかったなぁ。

でも殺し屋さんが大活躍なので、人がばったばった斬られていくのは仕方ないとはいえ、ちょっと気分悪くなってしまいました。

 

オットはほぼノーリアクション。さすがに新感線はアクが強すぎましたか。頭痛がすると言って、寝込んでしまいました。弱い男め~~~(笑)

 

 

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「歌舞伎座さよなら公演八月納涼大歌舞伎」第三部 [舞台]

毎夏恒例の三部制の納涼歌舞伎。この公演も現歌舞伎座では最後ですね。
おなじみカウントダウン時計。

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あと256日。長いね(笑)
さてさて納涼歌舞伎は歌舞伎初めてのひとでも気軽に観て欲しいという意図で普段は2部制ですが、3部制。なので、3部は6時開演です。お値段も少し安い。3階A席が3,000円です。

今回、実は「怪談乳房榎」しか観てないのです・・・。


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